GPSとは「Global Positioning System」の略で、人工衛星を利用することによって、自分が地球上のどの地点にいるのか、正確に割り出すことのできるシステムを言います。

もともとGPSはアメリカの軍事技術として用いられていたものです。1960年年代に人工衛星を利用した航行システムの研究がスタートし、GPSシステムの原型の研究は1970年代に入ってからのことでした。

1993年12月に、民間への利用が正式に開始され、車のナビゲーションや、GPS測量など、様々な分野で用いられています。

GPSシステムに使用される人工衛星というのは、正式には「NAVSTAR衛星」と呼ばれ、高度約2万kmの軌道上に、合計24個以上が配置されています。この人工衛星は、約12時間で地球を一周しています。これは1秒で9キロ進む計算で、時速に直すと、32400キロという途方もないスピードになります。

その間に、人工衛星が発信する電波を受信して、緯度・経度・高度などを数cmから数十mの誤差で割り出すのですから、すごい技術ですよね。

ところで、この「NAVSTAR衛星」の寿命は短く、約7年半ほどと言われています。そのために、毎年のように新しい人工衛星が打ち上げられているそうです。